佐渡では、約120の集落に今でも継承されている伝統芸能~鬼太鼓~があります。
島外の人からは『おんでこ』と呼ばれることが多いですが、島内では『おにだいこ』が一般的なようです。

特に、春と秋に五穀豊穣を願い神社や集落一軒一軒の玄関先で披露されるその舞は『門付け(かどづけ)』と言われ、佐渡に暮らす人々が心待ちにしているひと時でもあります。

島開きと言われる4月15日を中心に多くの集落で祭りが開かれますが、それ以前でもお祭りを行っている地域もあり、この日(4月8日)は、河崎と立野の集落にお邪魔しました。

各家庭では、玄関先で煮しめや赤や緑のようかん、とらまきなど祭りご馳走を振舞います。
酒屋でも『島祭り』を祝う1升瓶の2本セットなどが用意され、島全体で祭りムードが高まります。

河崎の鬼太鼓
河崎鬼太鼓-2

河崎鬼太鼓1-2

鬼は青鬼と赤鬼が1対となります。
青が男鬼、赤が女鬼だそうで舞い方も少し違います。

河崎鬼太鼓2-2

かつて10代・20代の若者が、その年に初めて鬼太鼓を舞う『新鬼』となるのだそうですが、ここ数年は新鬼がいなかったそうで、今年は30代・40代の新鬼のデビューに地域の人の喜びもひとしおのようでした。

4月上旬ですが、ついこの間まで真夏日のように暑い1日があったかと思えば、この日は雪が舞っていました。
河崎鬼太鼓3-2

春と秋に、佐渡を旅していて ドンドンと太鼓の音が響いてきたら、近くでお祭りをやっているかもしれません。

河崎鬼太鼓4-2

続いて場所を移動して、立野(たての)へ。


立野鬼太鼓1-2


立野鬼太鼓-2

鬼を招くお家の方も穏やかな表情でとても嬉しそうです。

立野の太鼓を支える柱には、たくさんのわらじが引っかかっていました。

だいたい何軒回ったら、わらじを履き替えるのですか? 

と尋ねたところ、立野では1軒の門付けが終わると、その家で草鞋を履き替えて置いてくるのだそう。 その草鞋は縁起物として玄関に飾られたりするのだとか。 佐渡の中でも珍しいのではないでしょうか。とおっしゃっていました。

立野鬼太鼓7-2

立野鬼太鼓3-2

豆まきでは、怖い存在として恐れられている鬼も、佐渡では五穀豊穣や家内安全を願い、舞ってくれる大切な存在です。 子どもたちも、鬼が怖くありません。ヒーローです。

可愛らしい兄妹に出会いました。
立野鬼太鼓6-2

立野鬼太鼓5-2

雨の中、雪の中。大変お疲れさまでした。

素晴らしいお祭りに参加させていただき、ありがとうございました。


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