佐渡國小木民俗博物館にある、千石船 白山丸。

1858年(安政5年)に作られた千石船「幸栄丸」を実物大で復元した『白山丸』。
宿根木にある白山神社にちなんで、その名前がつけられたのだそう。

佐渡國小木民俗博物館白山丸7

この白山丸。通常は、佐渡國小木民俗博物館の建物の中に収蔵されていますが、年に一度だけ外に出し、約150畳もあるという大きな大きな帆を上げるイベント、白山丸祭りが7月29日・30日に開催されます。

白山丸祭り

北前船(案内看板より)

江戸時代中期以降西回り航路で日本海側からの回船(北前型弁財船)が海産物や北国米を積んで瀬戸内や大阪まで回航するようになると、西日本の各湊から塩・繰綿・陶磁器・日用品などを積んで帰った。蝦夷地から大阪まで、白山丸のような回船が日本海を回航していた。佐渡の船主がこの回船を新造するようになったのは明和期(1764~72)からである。その船を描いた絵馬が畑野町小倉、御梅堂に寄進されている。
積石400石くらいの船で、展示している船より小型である。宿根木には安永3年(1774)、高津勘四郎家の白山丸の「新造諸物入覚帳」が残されている。白山丸建造の総費用が小判167両余りであった。建造には、佐渡のおもな船大工が参加しており、御梅堂の絵馬の回船(船主松ヶ崎商人)も同様であっただろう。勘四郎家の回船は翌安永4年には酒田(山形県)から御蔵米923俵を積んで新潟に蔵入れをした。次に酒田から米・小豆を御手洗(広島県)へ運び、塩・繰綿・古木綿・砂糖・紙などを積んで帰った。翌5年もほぼ同じ取引であったが、このときは「石橋三枚、ただし長一丈二寸(3m6㎝)、幅一尺五寸(45㎝)、厚八寸(24㎝)」の石材を持ち帰り、現在、宿根木の称光寺の念仏橋としてのこっている。石橋(念仏橋)の側面に、「安永五申 高津」とある。鳥居では、宿根木の白山神社は3年前、琴浦の神社は享和2年(1802)、強清水は文化元年(1804)、深浦の鳥居は無記入だが同年代のものであろう。いずれも地元の船主が寄進したものである。


写真:さど観光ナビ

【佐渡國小木民俗博物館】

所在地:新潟県佐渡市宿根木270番地2
電話:0259-86-2604
入館料:大人500円(団体400円)、子ども200円(団体160円)
佐渡市準市民は、準市民登録票提示で無料です。
休館日:年末年始(12月29日~1月3日)・12月~2月の月曜日
開館時間:8時30分~17時


白山丸祭り
開催日:2017年7月29日(前夜祭)17時
2017年7月30日 9時~
問い合わせ:0259-86-1234(白山丸友の会)
所在地:上記と同じ
入館料:当日の船内見学は無料





。:*:★。:*:★━━━━━━ 各種問い合わせ先 ━━━━━━★:*:。★:*:。

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佐渡汽船(総合案内・新潟) TEL 025-245-1234 
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