旅と本はつきもので。
電車旅でも船旅でも、移動の最中や宿泊施設、なかには温泉に入りながら本をゆっくり読む人もいるのだとか。
上越新幹線に乗るときに、目の前のラックに差してあるトランヴェールが気になるのです。
今月号の特集は、『妖怪、新潟に現る』。作家・博物学研究科でもある荒俣宏氏を団長に、考古学者の荻野慎諧氏、漫画家の熊倉隆敏氏の3人で結成された妖怪探検団が妖怪伝説の残る新潟の各地を旅するというもの。
佐渡は直接出てきたわけではありませんでしたが、一番最初に紹介された妖怪は、顔は猿・胴体は狸・手足は虎・尻尾は蛇(狐説もあり)の形をしていたといわれている鵺(ぬえ)でした。
三条の吉野屋にある石動神社(いするぎじんじゃ)には、石川雲蝶の作品で鵺の彫刻が残されているのだそう。 平家物語の一場面で宮中に現れては毎夜天皇を悩ませていた鵺を源頼政が矢を放ち、猪早太がとどめを刺し退治をするという物語で、今まさにとどめを刺さんとす猪早太の様子が彫られているのだとか。
トランヴェールに記載はありませんでしたが、この時 源頼政が放った矢というのが、佐渡 小木の矢島(経島)の竹で作られたものだと伝えられています。
矢島経島は、たらい舟体験ができる観光名所でもあり、風光明媚な景色が楽しめる場所でもあります。
三条で石動神社に立ち寄り石川雲蝶の鵺退治を見て、燕の産業史料館で舟釘(船大工のまち、宿根木でみることができる家屋にみられる釘)やふいご(金山採掘に使われたたぬきの皮で作られた道具)などを見てから佐渡に来ると、より理解が深まりそうです。
手元には、そう 『漆黒の闇の中で、鵺に襲われていた。』から始まる瀬戸内寂聴が描いた世阿弥の生涯・・・『秘花』 あたりを置きながら、妖怪をテーマに佐渡を旅してみるのも面白いかもしれません。
鵺の話から始まり、世阿弥と佐渡との関係 も気になるところです。
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