花の寺“ぼたん寺”として人気の長谷寺（ちょうこくじ）は、実は数多くの国・県指定文化財を有するお寺でもあり、さまざまな体験ができるお寺でもあります。
今から約1200年前、『平城天皇の大同2年（807）に弘法大師の創肇なり。』と古伝縁起に記されているほど、由緒あるお寺で、地形が大和の長谷に似ていることから、『里を長谷と称し、山号を豊山、寺号を自性院長谷寺と称せり』とあります。
世阿弥が佐渡配流中にのこした『金島書』にも「山路を下れば長谷と申して観音の霊地にわたらせ給ふ 故郷にも聞こえし名仏なればねんごろに拝礼して・・・」との記載があります。
長谷寺には多くの宝がありますので、数回に分けてご紹介したいと思います。
壁に写真が飾られているのは十一面観音立像。国の重要文化財ですが、33年に一度の御開帳のため、普段はこちらで写真を拝見することになります。
本尊の十一面観音立像3体は、弘法大師の御作と伝えられ、明治39年4月国宝（現国重文）に指定されました。また本尊は古来から秘仏として、33年毎に御開帳されてきました。
その昔、33年の御開帳を待たずに扉をこじあけようとした佐渡奉行のお話が掛け軸に残されています。
竹村佐渡奉行 観音堂開扉之図
今から約380年前の元和4年から寛永8年まで佐渡奉行を務めた竹村九郎右エ門が島内巡視の途中、当山に立ち寄り参詣した折に住職に対して本尊十一面観音を是非見せるよう強く求めました。住職がご本尊は秘仏であり、33年毎の御開帳以外は開扉できないと拒絶しますと奉行は大いに怒り、自ら厨子の錠を取り上げて壇上に上がり強引に開扉しようとしたところ、厨子の中から突如後光がさし、奉行の両目が見えなくなってしまいました。奉行は仏罰の恐ろしさを身をもって知らせれ、心から自分の傲慢さを悔いるとともに改めて住職に謝罪し、多くの田畑を当山に寄進したと伝えられています。
大悲殿・観音堂は、正長年間（1428～1431）に、智円和上が再建し、現在の建物は、元禄4年（1691）に改修されたものです。
境内の多宝塔・五智堂は、貞享4年（1687）の建立で、新潟県の有形文化財に指定されております。
その他、享保年間に建てられた仁王門や弘法大師を奉安した奥の院、不動明王を安置する不動堂。歓喜天を奉る聖天堂、鐘堂、本堂等の建物があります。
健康チェックのために本堂入口に敷かれたカラフルな石の絨毯。この上を歩いて健康チェックしてみましょう。
【長谷寺50選】
１.十一面観音3体（国の重要文化財）
２.十一面観音1体（県指定文化財）
３．不動明王≪護摩堂に安置≫（県指定文化財）
４．こんがら童子（県指定文化財）
５．仁王像（県指定文化財・平安後期）
６．白山姫像（平安前期）
７．不動明王（観音堂に安置・平安後期）
８．阿弥陀如来（本堂）
９．おびんずる（病気の回復に霊験あり）
10．五智堂棟礼（県指定文化財）
11．観音堂（正長年間）
12．五智堂（県指定文化財・貞享4年）
13．仁王門（享保年間）
14．本堂（国登録有形文化財・明和元年）
15．鐘堂（国登録有形文化財）
16．護摩堂（国登録有形文化財）
17．歓喜天（夫婦和合、子授けに霊験あり）
18．四天王像（平安年代）
19．経蔵倉（内部が輪蔵）
20．奧の院（享保年間）
21．高野槙（県指定天然記念物）
22．三本杉（県指定天然記念物）
23．ウラジロガシ林（小佐渡県立自然公園指定）
24．弘法大師筆（軸・五大明王像）
25．興行大師筆（軸・不動明王）
26．藤原定家筆・軸
27．小倉大納言実起筆・自詠和歌
28．長谷寺絵図（寛政12年）
29．一休禅師筆軸（乾坤一家一国心）
30．唐書薬師（十二神之図）
31．地蔵菩薩（平安時代）
32．十一面観音菩薩（平安後期）
33．竹村佐渡奉行 観音堂開扉之図
34．世阿弥・歌碑
35．大絵馬（寛永中期・佐渡最古）
36．長谷の大地蔵（延命地蔵）
37．身代わり地蔵（病気や人々の苦しみを救う）
38．六地蔵
39．ぼけ封じのお地蔵
40．即身仏（生仏さま）
41．俳諧の絵馬（天保年間）
42．水かけ地蔵（眼病に効く）
43．レンギョウ・桜 4／10～4／30
44．水芭蕉 4／5～4／30
45．つつじ・さつき 4／25～5／25
46．ボタン 5／10～5／20
47．あじさい 6／25～7／25
48．ムクゲ・サルスベリ 7／25～9／20
49．コスモス 9／10～10／5
50．紅葉 10／20～11／10
ご住職より説明を受けたい方は、事前にご予約ください。
【拝観コース案内】
■20分コース （お急ぎの方）
本堂内 軸物展示室、第一寺宝展示室
主なる展示物 阿弥陀如来・大絵馬・竹村九郎右衛門図・唐書薬師十二神図・十一面観世音（県指定文化財）
■30分コース
20分コースに第二寺宝展示室と護摩堂を加える。
■40分コース
30分コースに第三・第四・第五寺宝展示室を加える。
■50分コース（時間に余裕のある方に）
30分コース終了後、回廊内を観音堂まで案内し、観音堂から三本杉（県天然記念物）、経蔵倉、身代わり地蔵、五智堂。
■1時間特別コース
50分コースに加え、観音堂外に出て、経蔵倉、五智堂、県指定天然記念物の高野槙及び三本杉、佐渡奉行の五輪塔、深海和上の即身仏などについて現地案内説明。
ご参拝にあたり
■参拝の受付：年中無休で境内を開放していますが、寺宝室拝観やご住職の説明を希望される方は事前予約をお願いいたします。
■料金：案内に料金はかかりませんが、お賽銭箱がありますので、お気持ちで浄財をお納めくださいませ。
■拝観時間：8時30分～17時
■駐車場 あり
↓ 1分35秒のこちらの動画で、長谷寺の様子を紹介しています。
素晴らしい動画です。ぜひご覧ください。
真言宗 豊山派 北豊山 長谷寺
所在地：新潟県佐渡市長谷13番地
電話：0259-66-2052 （FAX兼用）
。:*:★。:*:★━━━━━━ 各種問い合わせ先 ━━━━━━★:*:。★:*:。
【佐渡について】
■佐渡観光協会（両津港ターミナル駅内） TEL 0259-27-5000
■佐渡汽船（総合案内・新潟） TEL 025-245-1234
■新潟交通佐渡 TEL 0259-57-2121
（佐渡での路線バス・定期観光バス・観光タクシー）
【佐渡に行くまで】
■JR東日本 JR東日本お問合せセンター TEL 050-2016-1600
■新潟交通 問い合わせ先
・高速バス予約センター TEL 025-241-9000
・バスセンター案内所 TEL 025-246-6333
【佐渡へのツアー】
■
JTB 佐渡のツアー 一覧
■
Yahoo!トラベル 佐渡のツアー 一覧
【佐渡の宿を予約する】
■
じゃらんnet 【佐渡の宿を人気順に表示】
■
るるぶトラベル【佐渡の宿】
■Yahoo!トラベル【佐渡の宿】
■JTB【佐渡の宿】
■
日本旅行【佐渡の宿】
■佐渡汽船【浪漫紀行】
今から約1200年前、『平城天皇の大同2年（807）に弘法大師の創肇なり。』と古伝縁起に記されているほど、由緒あるお寺で、地形が大和の長谷に似ていることから、『里を長谷と称し、山号を豊山、寺号を自性院長谷寺と称せり』とあります。
世阿弥が佐渡配流中にのこした『金島書』にも「山路を下れば長谷と申して観音の霊地にわたらせ給ふ 故郷にも聞こえし名仏なればねんごろに拝礼して・・・」との記載があります。
長谷寺には多くの宝がありますので、数回に分けてご紹介したいと思います。
壁に写真が飾られているのは十一面観音立像。国の重要文化財ですが、33年に一度の御開帳のため、普段はこちらで写真を拝見することになります。
本尊の十一面観音立像3体は、弘法大師の御作と伝えられ、明治39年4月国宝（現国重文）に指定されました。また本尊は古来から秘仏として、33年毎に御開帳されてきました。
その昔、33年の御開帳を待たずに扉をこじあけようとした佐渡奉行のお話が掛け軸に残されています。
竹村佐渡奉行 観音堂開扉之図
今から約380年前の元和4年から寛永8年まで佐渡奉行を務めた竹村九郎右エ門が島内巡視の途中、当山に立ち寄り参詣した折に住職に対して本尊十一面観音を是非見せるよう強く求めました。住職がご本尊は秘仏であり、33年毎の御開帳以外は開扉できないと拒絶しますと奉行は大いに怒り、自ら厨子の錠を取り上げて壇上に上がり強引に開扉しようとしたところ、厨子の中から突如後光がさし、奉行の両目が見えなくなってしまいました。奉行は仏罰の恐ろしさを身をもって知らせれ、心から自分の傲慢さを悔いるとともに改めて住職に謝罪し、多くの田畑を当山に寄進したと伝えられています。
大悲殿・観音堂は、正長年間（1428～1431）に、智円和上が再建し、現在の建物は、元禄4年（1691）に改修されたものです。
境内の多宝塔・五智堂は、貞享4年（1687）の建立で、新潟県の有形文化財に指定されております。
その他、享保年間に建てられた仁王門や弘法大師を奉安した奥の院、不動明王を安置する不動堂。歓喜天を奉る聖天堂、鐘堂、本堂等の建物があります。
健康チェックのために本堂入口に敷かれたカラフルな石の絨毯。この上を歩いて健康チェックしてみましょう。
【長谷寺50選】
１.十一面観音3体（国の重要文化財）
２.十一面観音1体（県指定文化財）
３．不動明王≪護摩堂に安置≫（県指定文化財）
４．こんがら童子（県指定文化財）
５．仁王像（県指定文化財・平安後期）
６．白山姫像（平安前期）
７．不動明王（観音堂に安置・平安後期）
８．阿弥陀如来（本堂）
９．おびんずる（病気の回復に霊験あり）
10．五智堂棟礼（県指定文化財）
11．観音堂（正長年間）
12．五智堂（県指定文化財・貞享4年）
13．仁王門（享保年間）
14．本堂（国登録有形文化財・明和元年）
15．鐘堂（国登録有形文化財）
16．護摩堂（国登録有形文化財）
17．歓喜天（夫婦和合、子授けに霊験あり）
18．四天王像（平安年代）
19．経蔵倉（内部が輪蔵）
20．奧の院（享保年間）
21．高野槙（県指定天然記念物）
22．三本杉（県指定天然記念物）
23．ウラジロガシ林（小佐渡県立自然公園指定）
24．弘法大師筆（軸・五大明王像）
25．興行大師筆（軸・不動明王）
26．藤原定家筆・軸
27．小倉大納言実起筆・自詠和歌
28．長谷寺絵図（寛政12年）
29．一休禅師筆軸（乾坤一家一国心）
30．唐書薬師（十二神之図）
31．地蔵菩薩（平安時代）
32．十一面観音菩薩（平安後期）
33．竹村佐渡奉行 観音堂開扉之図
34．世阿弥・歌碑
35．大絵馬（寛永中期・佐渡最古）
36．長谷の大地蔵（延命地蔵）
37．身代わり地蔵（病気や人々の苦しみを救う）
38．六地蔵
39．ぼけ封じのお地蔵
40．即身仏（生仏さま）
41．俳諧の絵馬（天保年間）
42．水かけ地蔵（眼病に効く）
43．レンギョウ・桜 4／10～4／30
44．水芭蕉 4／5～4／30
45．つつじ・さつき 4／25～5／25
46．ボタン 5／10～5／20
47．あじさい 6／25～7／25
48．ムクゲ・サルスベリ 7／25～9／20
49．コスモス 9／10～10／5
50．紅葉 10／20～11／10
ご住職より説明を受けたい方は、事前にご予約ください。
【拝観コース案内】
■20分コース （お急ぎの方）
本堂内 軸物展示室、第一寺宝展示室
主なる展示物 阿弥陀如来・大絵馬・竹村九郎右衛門図・唐書薬師十二神図・十一面観世音（県指定文化財）
■30分コース
20分コースに第二寺宝展示室と護摩堂を加える。
■40分コース
30分コースに第三・第四・第五寺宝展示室を加える。
■50分コース（時間に余裕のある方に）
30分コース終了後、回廊内を観音堂まで案内し、観音堂から三本杉（県天然記念物）、経蔵倉、身代わり地蔵、五智堂。
■1時間特別コース
50分コースに加え、観音堂外に出て、経蔵倉、五智堂、県指定天然記念物の高野槙及び三本杉、佐渡奉行の五輪塔、深海和上の即身仏などについて現地案内説明。
ご参拝にあたり
■参拝の受付：年中無休で境内を開放していますが、寺宝室拝観やご住職の説明を希望される方は事前予約をお願いいたします。
■料金：案内に料金はかかりませんが、お賽銭箱がありますので、お気持ちで浄財をお納めくださいませ。
■拝観時間：8時30分～17時
■駐車場 あり
↓ 1分35秒のこちらの動画で、長谷寺の様子を紹介しています。
素晴らしい動画です。ぜひご覧ください。
真言宗 豊山派 北豊山 長谷寺
所在地：新潟県佐渡市長谷13番地
電話：0259-66-2052 （FAX兼用）
。:*:★。:*:★━━━━━━ 各種問い合わせ先 ━━━━━━★:*:。★:*:。
【佐渡について】
■佐渡観光協会（両津港ターミナル駅内） TEL 0259-27-5000
■佐渡汽船（総合案内・新潟） TEL 025-245-1234
■新潟交通佐渡 TEL 0259-57-2121
（佐渡での路線バス・定期観光バス・観光タクシー）
【佐渡に行くまで】
■JR東日本 JR東日本お問合せセンター TEL 050-2016-1600
■新潟交通 問い合わせ先
・高速バス予約センター TEL 025-241-9000
・バスセンター案内所 TEL 025-246-6333
【佐渡へのツアー】
■
■
【佐渡の宿を予約する】
■
■
■
■
■
■佐渡汽船【浪漫紀行】
