木喰を探して・・・佐渡博物館から石名にやってきました。 車で60~70分程走ったでしょうか。

大きな銀杏の木に両脇を守られたような石名清水寺。 一面黄色に染まりそうな季節にまた訪れたいと思わせる大きな大きな木です。

石名清水寺8

島民が選んだ、島の宝 佐渡百選 48 石名清水寺(いしな せいすいじ)

慶長のはじめ、木食弾誓が修行したという清水寺の奥の院「檀特山」に、天明期、弾誓を慕って上がった木食行道が釈迦堂を再建し、ここの納められた薬師如来像。地蔵菩薩像や梵字版などが、現在は清水寺に安置されている。

石名清水寺10

さっそく、お邪魔してみます。

石名清水寺2

檀特山へは、清水寺から車で30分、歩いて1時間ほどの場所だそう。

石名清水寺3

右:薬師如来 
 全ての病を治すといわれている薬の壺をもつ薬師如来さま。

 ご利益にあやかりたいと壺をさすり、自分の悪いところに手を当てて信仰する人々が多く、壺がはすこしすり減っているようでした。 童話、『幸福な王子』を思い出します。

左:地蔵菩薩

石名清水寺1

天明元年(1781)に佐渡に上陸した木喰上人は、弾誓上人を慕い、檀特山にのぼり朽ちていた釈迦堂の再建に乗り出しました。 その時に、村人から資金を集めた際の書面(口上)が残されています。

石名清水寺

お寺にくると、天井絵に見入ってしまいます。
石名清水寺5

慈母観音
石名清水寺6

見事な大銀杏は、佐渡市指定文化財(天然記念物)でした。
石名清水寺9

清水のいわれ

当山は大同元年開山。奥の院は佐渡ヶ島の霊山三山の内、第一の山「壇特山(海抜706m)」に弘法大師唐より仏教道場の場を示せの願いにより飛来五鈷鈴(当山宝物護持)この山上に至った。
帰唐してよりこの地をおとずれたが、八葉の峰で無く七葉の峰にて北インドのダンタラ国の山に似ている所より檀特山と名づく。
以後100年位のち一人の修行僧来たり、雪深い冬季の庵を結ぶにあたり、下山した時檀特山に脇いずる霊水でバンウンの梵字の浮く水がこの地に流れ出ている事から、この地こそ庵を結ぶ地と定め、清い水いずる所より、清水寺と名付けたもので、この水は智恵の水・長寿の水とされ、梵字浮きたる時は全ての願い叶うと言い伝えられている。
心して頂くべし。
遠くは九州より名茶水として又、智恵水としていただきに来るのもその為である。清水寺 住職
当山護持『檀特山縁起』より抜粋

石名清水寺11

石名清水寺12


石名清水寺

所在地:新潟県佐渡市石名185
電話:0259‐78‐2037




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