前回(千石船 白山丸)に引き続き、佐渡國小木民俗博物館です。

本日ご紹介するのはこちら、布・小物を展示した『衣』のお部屋。 旧宿根木小学校の教室が、そのまま展示室として使われています。

佐渡國小木民俗博物館02

佐渡の衣、といえば、裂き織を思い出します。
もちろん、裂き織の紹介もありましたが、小木ならではの衣もあって奥が深いです。

佐渡國小木民俗博物館04

船祝ゾンザ
ふつうのゾンザと異なり広い袖のついた婦人用。新造船の祝いに船主の家へ手伝いに行くとき、かならず着用した。これを着て、赤飯をにぎり手桶に煮しめを盛り込んで浜へ運び、船祝いの人たちにふるまう。
佐渡國小木民俗博物館05

何とも艶めかしく美しいマネキン
佐渡國小木民俗博物館03

イロボウシ
佐渡の葬儀で故人の親戚の女性が着用する被り物だそうです。
佐渡國小木民俗博物館07

「いろ」について

「いろを着る」「いろ帽子」などに使われる「いろ」の意味は、おそらく「白」の隠語と言われている。
中国では喪服は白麻を着る習俗があり、日本でも葬送の時の喪服又は死者の着物を「いろ」
という地方が多かった。多くは白無地である。頭髪を覆う喪装が各地に残されていて「いろ帽子」も佐渡に残る珍しい習俗である。戦前まで、宿根木では「葬式がみ」「忌中まげ」などと呼ばれていた髪型があり、「葬式がみ」には髪油を使わずに水髪だった。戦争を境にして祝儀は、ますます華美となり、不祝儀は次第に簡略化される風潮が強い。
佐渡國小木民俗博物館06

小木地区では、昭和中期頃までこのいろ帽子が野辺送りで使われていたようです。

佐渡國小木民俗博物館08

和紙
紙ザッコリと呼ぶ紙の着物があったとか。

佐渡國小木民俗博物館09

続いて、信仰をご紹介いたします。


【佐渡國小木民俗博物館】

所在地:新潟県佐渡市宿根木270番地2
電話:0259-86-2604
入館料:大人500円(団体400円)、子ども200円(団体160円)
佐渡市準市民は、準市民登録票提示で無料です。
休館日:年末年始(12月29日~1月3日)・12月~2月の月曜日
開館時間:8時30分~17時




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