佐渡を旅していると、魅力的な行事や人に出会う。
4月15日、佐渡のいたるところで太鼓の音が響いていた。 佐渡全域には120の鬼太鼓の団体があり、聞くところによると15日はたくさんの地域で祭りが行われているようで、その数40か所以上の地域で鬼太鼓が行われているという。
新穂(にいぼ)の青木という地域を訪れた。
祭りでは、地域の一軒一軒を回り、門付けが行われる。
門付けとは、民家の玄関先で鬼が舞い、魔除けや安全祈願などをすることで各家ではご馳走、御花を用意して鬼がやってくるのを待つ。
この地域では、一軒の宿の前で門づけをする時間は5分ほど。集落の民家の数が多いと(たとえば100軒なら 5分×100軒で 500分。)移動や食事時間もあるため、早朝から深夜まで鬼は舞い続けることになる。
中腰やジャンプなど 一軒分の舞だけでもかなりのエネルギーを消費しそうだが、神事であり 地域の幸せを願い、一軒一軒しっかりと舞う。決して、手を抜くことはない。
伝統を守ることは、簡単ではない。
鬼役の本間さんに話を聞いた。
「佐渡のココが好き! っていうところ、教えてください。」
「地域の絆」 (青木青年会 本間 敬也)
本間さんは、日ごろ地域の子どもたちに野球を教えている。どこにいっても子どもたちが本間さんの周りに集まっていて、倒れそうなほど疲れているはずなのに、子どもたちと追いかけっこをしたり遊んでいる姿が印象的だった。
【門付け】
各家では、お菓子や食事、飲み物、御花(ご祝儀)などを用意して鬼太鼓がやってきて厄払いをしてくれるのを待つ。
「乾杯~っ」 ほっと笑顔の瞬間。
佐渡の煮しめ。一生懸命舞う鬼たちに、地域のお母さんたちはご馳走を振舞う。
しばしの休息
青木会では、獅子舞も登場する。 この頭、3㎏ほどとかなり重い。持たせてもらったが、5㎏位に感じた。
利き腕で頭を持ち、反対の手で顎をもち カチカチと音を鳴らす。
獅子は頭と尾の2人一組で、前後交代しながら休みなく舞い続ける。
途中、地域の小学校にも顔を出した。
鬼を恐がる子どもはいない。
青木会の鬼は、2体。
白鬼・黒鬼、阿吽、雄(黒鬼)・雌(白鬼)、など様々な呼び名があるらしい。
一番主役のような鬼の役は、黒鬼(1年目)・白鬼(2年目)の若手が演じるという。
その年の1月にメンバーが決まり、祭り1か月前から練習が行われるが、本番で踊り続けるうちにどんどん上達するのだと。
ここでは通常、鬼は黒鬼・白鬼が交代で演じる。 相方が演じている束の間の時間が休憩時間となる。
御花(ご祝儀)の中身は確認しないが、ご祝儀袋に 黒鬼・白鬼と書かれていた場合は、2体で舞う。 休憩している時間はない。
子ども鬼太鼓という活動があり、地域の人に教えてもらっているということで子どもたちも太鼓を叩くのがとてもうまい。
太鼓をたたいたり、獅子舞に入ったりして 一緒に鬼太鼓を楽しんでいた。
鬼太鼓。
演じ手にとっては、かなり過酷な1日となる。
正直、途中でへこたれそうになる場面も。
そんなとき、仲間や先輩が声をかける。近所のおじいちゃん・おばあちゃん、地域のお父さん・お母さんが応援する。
「仲間のために、地域のために。」そんな想いをもってか、体は辛いはずなのに、最後の最後まで踊りぬく。 こうして成長していく姿は本当にカッコいい。
地域の人が大切にしている祭りだが、観光客も受け入れてくれる。
ただし、観光客だからといって何をしてもいいわけではない。 演奏中は、静かに見守る。 勝手にずかずか人の敷地に入らない(いいですよ。いらっしゃい。などと声をかけられたら別)、舞の邪魔をしないなどルールはある。
地域によっては、女性は太鼓や鬼に触れないところもあるようだ。
ルールを守り、地域のお祭りに参加させていただく。という気持ちで伝統文化に触れてみよう。
今までにない、佐渡の本当の魅力を感じることができるはず。
。:*:★。:*:★━━━━━━ 各種問い合わせ先 ━━━━━━★:*:。★:*:。
【佐渡について】
■佐渡観光協会(両津港ターミナル駅内) TEL 0259-27-5000
■佐渡汽船(総合案内・新潟) TEL 025-245-1234
■新潟交通佐渡 TEL 0259-57-2121
(佐渡での路線バス・定期観光バス・観光タクシー)
【佐渡に行くまで】
■JR東日本 JR東日本お問合せセンター TEL 050-2016-1600
■新潟交通 問い合わせ先
・高速バス予約センター TEL 025-241-9000
・バスセンター案内所 TEL 025-246-6333
【佐渡の宿を予約する】
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■佐渡汽船【浪漫紀行】
4月15日、佐渡のいたるところで太鼓の音が響いていた。 佐渡全域には120の鬼太鼓の団体があり、聞くところによると15日はたくさんの地域で祭りが行われているようで、その数40か所以上の地域で鬼太鼓が行われているという。
新穂(にいぼ)の青木という地域を訪れた。
祭りでは、地域の一軒一軒を回り、門付けが行われる。
門付けとは、民家の玄関先で鬼が舞い、魔除けや安全祈願などをすることで各家ではご馳走、御花を用意して鬼がやってくるのを待つ。
この地域では、一軒の宿の前で門づけをする時間は5分ほど。集落の民家の数が多いと(たとえば100軒なら 5分×100軒で 500分。)移動や食事時間もあるため、早朝から深夜まで鬼は舞い続けることになる。
中腰やジャンプなど 一軒分の舞だけでもかなりのエネルギーを消費しそうだが、神事であり 地域の幸せを願い、一軒一軒しっかりと舞う。決して、手を抜くことはない。
伝統を守ることは、簡単ではない。
鬼役の本間さんに話を聞いた。
「佐渡のココが好き! っていうところ、教えてください。」
「地域の絆」 (青木青年会 本間 敬也)
本間さんは、日ごろ地域の子どもたちに野球を教えている。どこにいっても子どもたちが本間さんの周りに集まっていて、倒れそうなほど疲れているはずなのに、子どもたちと追いかけっこをしたり遊んでいる姿が印象的だった。
【門付け】
各家では、お菓子や食事、飲み物、御花(ご祝儀)などを用意して鬼太鼓がやってきて厄払いをしてくれるのを待つ。
「乾杯~っ」 ほっと笑顔の瞬間。
佐渡の煮しめ。一生懸命舞う鬼たちに、地域のお母さんたちはご馳走を振舞う。
しばしの休息
青木会では、獅子舞も登場する。 この頭、3㎏ほどとかなり重い。持たせてもらったが、5㎏位に感じた。
利き腕で頭を持ち、反対の手で顎をもち カチカチと音を鳴らす。
獅子は頭と尾の2人一組で、前後交代しながら休みなく舞い続ける。
途中、地域の小学校にも顔を出した。
鬼を恐がる子どもはいない。
青木会の鬼は、2体。
白鬼・黒鬼、阿吽、雄(黒鬼)・雌(白鬼)、など様々な呼び名があるらしい。
一番主役のような鬼の役は、黒鬼(1年目)・白鬼(2年目)の若手が演じるという。
その年の1月にメンバーが決まり、祭り1か月前から練習が行われるが、本番で踊り続けるうちにどんどん上達するのだと。
ここでは通常、鬼は黒鬼・白鬼が交代で演じる。 相方が演じている束の間の時間が休憩時間となる。
御花(ご祝儀)の中身は確認しないが、ご祝儀袋に 黒鬼・白鬼と書かれていた場合は、2体で舞う。 休憩している時間はない。
子ども鬼太鼓という活動があり、地域の人に教えてもらっているということで子どもたちも太鼓を叩くのがとてもうまい。
太鼓をたたいたり、獅子舞に入ったりして 一緒に鬼太鼓を楽しんでいた。
鬼太鼓。
演じ手にとっては、かなり過酷な1日となる。
正直、途中でへこたれそうになる場面も。
そんなとき、仲間や先輩が声をかける。近所のおじいちゃん・おばあちゃん、地域のお父さん・お母さんが応援する。
「仲間のために、地域のために。」そんな想いをもってか、体は辛いはずなのに、最後の最後まで踊りぬく。 こうして成長していく姿は本当にカッコいい。
地域の人が大切にしている祭りだが、観光客も受け入れてくれる。
ただし、観光客だからといって何をしてもいいわけではない。 演奏中は、静かに見守る。 勝手にずかずか人の敷地に入らない(いいですよ。いらっしゃい。などと声をかけられたら別)、舞の邪魔をしないなどルールはある。
地域によっては、女性は太鼓や鬼に触れないところもあるようだ。
ルールを守り、地域のお祭りに参加させていただく。という気持ちで伝統文化に触れてみよう。
今までにない、佐渡の本当の魅力を感じることができるはず。
。:*:★。:*:★━━━━━━ 各種問い合わせ先 ━━━━━━★:*:。★:*:。
【佐渡について】
■佐渡観光協会(両津港ターミナル駅内) TEL 0259-27-5000
■佐渡汽船(総合案内・新潟) TEL 025-245-1234
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